こんにちは、だまです。
私は法学部出身でもなければ、仕事で労務系に携わった経験も皆無です。そんな私が、なぜ社労士試験を受けることを決めたのか、きっかけをまとめました。
きっかけは失業と基本手当
夫の転勤&自身の妊娠で退職(失業)し、基本手当の受給申請をしようとしたことがきっかけでした。
遡ること、2020年。
当時私は、妊娠中で、パート勤務で働いていました。
そろそろ産休の申請を…そう思っていた矢先、夫の転勤が決まり、帯同のため退職することとなりました。
雇用保険に加入していたため、当然のように基本手当の受給申請をしようと試みるのですが…
条件を満たしていないので、基本手当が貰えないことが判明。
なんで???雇用保険に加入していたのに???
詳しくは割愛しますが、被保険者期間が足りず、そもそもの受給資格が得られなかったのです。
※夫の転勤に伴う退職→特定理由離職者に該当。6ヶ月以上あれば支給要件を満たすと思いきや…。
賃金支払基礎日数が11日以上ないと1ヶ月にカウントされない事実を知ったのはこの時。
みんな等しく負担しているはずなのに、制度を知らないと使えない。
制度を知っている人だけが救われる。
国の制度なのに…それっておかしくない?
そんな気持ちで悶々とし、やむを得ない退職なのに基本手当をもらえないのが納得いかず←
言ってみれば「自分が損しないように」雇用保険について勉強を始めました。
勉強と言っても、ネットで検索し、自分なりにノートにまとめて理解する程度です。
それがそのうちに、ちょっと面白いなと感じるようになってきます。
どうやら、社労士試験というものがあって、今勉強している雇用保険も範囲に含まれているらしい。
どうせ勉強するなら、資格取ってみたい!
資格は、未来の選択肢を広げてくれる。取ってマイナスになることはない!
そんな安易な考えのもと、社労士試験沼に足を踏み入れることになります。
社労士という仕事
「社労士になりたい→資格取得」という、目的→手段の順ではなく、「まずは資格を取りたい」という、手段から入ってしまった私ですが…。
社労士というお仕事を、ぼんやり想像はしていました。
これまで「働きたくても働けない」経験を、自分自身たくさんしてきました。
(夫の転勤、妊娠と出産、会社の事業撤退、ブラック企業etc…)
そんな経験から、「働きたくても働けない人たちをサポートすることができたら素敵だなあ」と、ふんわり妄想していました。
個の労働者を守りたい、寄り添いたい、そんな感じでしょうか。
とはいえ明確なビジョンはないまま、成り行きで社労士試験合格を目指すことになりました。
努力の証明が欲しい
そんな淡い希望も抱きつつ、勉強を始めたのですが…
- 2020年8月→産後1ヶ月だったため受験断念
- 2021年8月→試験5日前にコロナに罹患し受験断念
- 2022年8月→やっと初受験が叶うも結果は惨敗
と、最初は社労士試験に挑戦することも叶わず、気づけば長期戦にもつれ込んでしまっていました。
複数年受験になると「まずは合格」というマインドになってしまい、本来は合格の先にあるはずのゴールが全く見えなくなっていました。
まさに、手段の目的化。
さらに、専業主婦で子育てをしながら勉強をしていたこともあり、
この努力を目に見える形=資格にしたい。
誰かに認めて欲しい。
そんな思いがすごく強くなっていました(自覚もありました)。
強制されたわけではなく、自発的に始めた勉強だったのですが…。
そして後に、これがいわゆる「サンクコスト」かと納得しました(笑)
合格後に考えること
2023年の本試験が終わって、私は正直燃え尽きていました…(小声)。
「社労士試験に合格する」ことが最終ゴールになってしまっていたので、この先どうすればよいかわからなくなりました。
でも…、言い訳のようですが、資格は未来の選択肢を広げてくれる。
これは信じて良いと思っています。
あの金沢先生も以下のように発信されていて、ものすごく励まされました。
「働き方」は興味がある分野だし、
もっとみんな(将来のこどもたち含め)が、いきいき働ける未来になったら良いのにな、と。
少しお堅めに言えば、多様な働き方を体現できる社会にしたい。
そのためには、労使が互いに歩み寄る必要がある。
労使間のバランスを整えて、全体最適をかなえるのが社労士の役割なのでは?
「場所にとらわれずに働きたい」という私のテーマも、社労士ならば実現可能性が高そう。
時間やお金、色々な犠牲を払って、ようやく取れた資格なのに…という焦りも若干あるのですが、ゆっくりと、自分が納得しながら進んでも良いかなと思っています。
実務経験ゼロの私は、まずは事務指定講習を受けて、じっくり準備を整えようと思います!
皆さんの、社労士になりたい理由、社労士試験合格を目指したきっかけも、お聞かせいただけると嬉しいです。
お読みくださりありがとうございました。
コメント